Siesta
点眼麻酔白内障手術の歴史100年?
德田 芳浩
pp.70
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901877
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1990年4月,30歳になりたての私は激烈な心窩部痛でダウンしてしまった。胃潰瘍の疑いにて,さっそく内視鏡を飲み,なぜか生検まで受けた。内科の先生は「ちょっとひっぱりますけど,痛くはないですからねえ」と明るく笑い,父母より頂いた私の胃壁の一部はあえなく鉗子の露と消えた。麻酔もしていないのに,なぜだか全然痛くはなかった。
1991年10月,常岡寛先生(慈恵医大)が,テノン嚢内麻酔による白内障手術の膨大な臨床例を提示された。ミーハーな私はさっそくこれに乗りかえることにした。
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