Japanese
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特集 新しい角膜パーツ移植
角膜内皮移植
Endothelial keratoplasty
小林 顕
1
Akira Kobayashi
1
1金沢大学附属病院眼科
pp.1944-1950
発行日 2013年12月15日
Published Date 2013/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105052
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はじめに
ここ10年で,角膜内皮障害(水疱性角膜症)に対する外科的治療の中心は全層角膜移植から角膜内皮パーツ移植(以下,内皮移植)へと大きく変化した。アメリカアイバンク協会(Eye Bank Association of America)の発表によると,2005年には角膜移植全体に占める内皮移植の割合はわずか4.5%だったのに対して,2012年には,40%以上が内皮移植となっている1)。本稿では,現在世界的に行われている内皮移植であるDSAEK(Descemet's stripping automated endothelial keratoplasty)とDMEK(Descemet's membrane endothelial keratoplasty)の話題を中心として解説する。
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