増刊号 最新臨床研究から探る眼科臨床のギモンQ&A
2 白内障・視覚矯正
白内障術後の残余屈折異常に対しては,どのように対処すればよいでしょうか?
神谷 和孝
1,2
1北里大学大学院医療系研究科感覚・運動統御医科学群視覚情報科学
2北里大学医療衛生学部視覚機能療法学専攻視覚生理学教室
キーワード:
角膜レーザー手術
,
LRI
,
ピギーバックIOL
,
IOL交換
Keyword:
角膜レーザー手術
,
LRI
,
ピギーバックIOL
,
IOL交換
pp.105-110
発行日 2022年10月30日
Published Date 2022/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214567
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角膜表面などに他の眼合併症があれば,その治療を優先します.角膜面における外科的矯正としてLASIK,PRK,LRIなどがあり,矯正量が少ない症例に適しています.IOL面における矯正としてIOL交換やピギーバックIOLなどがあり,矯正量が大きい症例に適しています.屈折誤差,角膜厚,眼合併症,患者の意向を総合的に勘案して,追加矯正を考慮すべきでしょう.
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