増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド
2 角膜
コンタクトレンズ障害
重安 千花
1
1立正佼成会附属佼成病院眼科
pp.83-86
発行日 2021年10月30日
Published Date 2021/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214152
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クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント
クリニックから病院へ紹介するとき
・感染性角膜炎〔別稿(p.70-74)参照〕→特にコンタクトレンズ(CL)装用者では重症化しやすい緑膿菌,真菌,アカントアメーバによる角膜炎も多く,注意を要する.
・無菌性角膜浸潤・多発性角膜浸潤→感染要素が否定できず,治療効果がみられない場合.
・その他の非感染性眼障害→CLを中止し,点眼加療をしてもなお症状が改善されない場合.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・感染がコントロールされ,瘢痕化を得たとき.
・炎症が沈静化したとき.
・自覚・他覚症状が改善したとき.
・CLの調整を要するとき.
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