増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
1.屈折/調節の異常・白内障
2)屈折異常の治療
老視に対する外科的治療
戸田 郁子
1
1南青山アイクリニック
pp.43-49
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212874
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ここが変わった!
以前の常識
●角膜や強膜に対する老視の外科的治療は過去にさまざま試みられ,一定の効果があると報告されていた。
●多焦点IOLは,副次作用のため適応は限定的であった。
現在の常識
●角膜や強膜に対する治療は効果が不十分であることがわかった。
●白内障眼に対しては,水晶体に対する外科治療(多焦点IOL,EDOF IOL)の改良が進み,適応選択と術前説明を適切に行えば,第一選択となりうる。
●非白内障眼では術前シミュレーションで良好であれば,レーシックによるモノビジョンが外科的治療ではほぼ唯一の選択肢である。
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