特集 高齢者と眼疾患
老視
根岸 一乃
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室 教授
キーワード:
老視
,
疫学
,
薬物治療
,
多焦点眼内レンズ
Keyword:
老視
,
疫学
,
薬物治療
,
多焦点眼内レンズ
pp.13-16
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.12_0013-0016
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老視とは,加齢に伴う水晶体の弾性(外力によって変形した物体が,その外力が除かれた時にもとの形に戻ろうとする性質)の低下を主とした変化によって,眼の調節力が低下して近方視が困難になる状態を指す。多くの場合40~45歳頃に症状を自覚し,50歳代の間に調節力はほぼ失われる1)。本稿では,老視の定義,疫学,治療(眼鏡,コンタクトレンズ以外)の現状について概説する。「KEY WORDS」老視,疫学,薬物治療,多焦点眼内レンズ
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