特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
1 屈折・調節の異常,白内障
■屈折異常の治療
老視に対する外科的治療法
坂西 良彦
1
1坂西眼科医院
pp.52-55
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103907
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ここが変わった!
以前の常識
●わが国における老視矯正の主流は眼鏡あるいはコンタクトレンズである。
●老視に対する外科的治療法はモノビジョン法を用いた眼内レンズ手術やLASIKあるいは強膜手術などが一部の術者により行われているに過ぎない。
現在の常識
●老視の外科的治療法としてはモノビジョン法のほか,白内障のある症例には多焦点眼内レンズや調節眼内レンズ,白内障のない症例には熱伝導角膜形成術(CK),角膜内インレー,多焦点LASIKなど多彩な術式が行われている。
●どの術式にも一長一短があり,決め手となる術式はない。
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