臨床所見から考える網膜硝子体疾患の病態と治療

Pathophysiology and treatment of vitreoretinal diseases in view of clinical findings

日常臨床で感じる素朴な疑問を出発点とし，筆者らが過去に行ってきた網膜硝子体疾患に関する病態研究のうち，特発性黄斑円孔，特発性黄斑上膜，糖尿病網膜症，加齢黄斑変性，テルソン症候群の5疾患について述べた。本講演内容は，今後さらなる検討を要するが，いずれも新しい病態論であり，今後の網膜硝子体疾患における病態解明の糸口となる可能性がある。