やさしい目で きびしい目で・190
素敵な昭和一桁の3先生
森井 香織
1
1あさぎり病院
pp.1535
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211521
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不惑を迎え,仕事も家庭もある程度落ちついてきたかな? なんて思う私を,「まだまだ甘いわ!」と厳しく打ち砕いてくださる3人の先輩方がいらっしゃる。
まずは私のウクレレの師匠である荒尾一夫先生(昭和7年生)。とある企業の経営者であったが50歳を機に後進に譲られ,長年の夢であった歌手に転身。シャンソン,ハワイアンをメインに現在も活躍されている。ウクレレの腕もさることながら,歌手だけに歌声が本当に素晴らしい。なんとお肌もつやつや,しわなし! 歌うための腹式呼吸法がいいんだよとのこと。実は私もお肌つやつやを夢見て「ウクレレ弾き語り」を師事しているはずであるが,どんなに練習しても「ウクレレは聞こえますが,声は聞こえません……。」とご注意を受ける始末である。そんな不肖の弟子である私も先生の指導のおかげで,昨年ビルボードライブ大阪のステージでウクレレを演奏! 憧れのステージでの演奏にとても感動した。私も先生のお年まで研鑽をつめば,武道館くらいでコンサートできたりして……?
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