Japanese
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特集2 近年のコンタクトレンズ事情
特殊レンズ
Speciality contact lenses
植田 喜一
1
Kiichi Ueda
1
1ウエダ眼科
pp.172-183
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211220
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はじめに
コンタクトレンズ(以下,CL)は近視,遠視,乱視などの屈折異常や老視を矯正する視力補正用(度あり)のものが一般的であるが,非視力補正用(度なし)のものもある。特におしゃれを目的とした度なしカラーCLについては,若い女性を中心に急増しているが,カラーCL以外に角結膜表面の治療を目的とする治療用CLがある。
一方,近視,遠視を矯正するCLの多くは前後面とも球面レンズであるが,前面あるいは後面が単一な球面で設計されていない独特な形状のCLがある。それらの特殊CLは,乱視や老視の矯正だけでなく,円錐角膜を代表とする角膜不正乱視の矯正や,裸眼視力の改善を目的として開発されたものもある。
本稿では,こうした特殊CLについて,近年の状況を概説する。
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