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特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (2)
学術展示
滲出性眼底病変を主徴とする眼サルコイドーシスの臨床像
Exudative retinopathy masquerading ocular sarcoidosis
大原 國俊
1
,
宮澤 敦子
1
,
大久保 彰
1
,
龍井 哲夫
1
Kunitoshi Ohara
1
,
Atsuko Miyazawa
1
,
Akira Okubo
1
,
Tetsuo Tatsui
1
1自治医科大学
pp.276-277
発行日 1988年3月15日
Published Date 1988/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210309
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- Abstract 文献概要
緒言 サルコイドーシスの典型的な眼底病変は静脈系を主とする散在性の網膜血管周囲炎と蝋様網脈絡膜滲出斑であり1),広範な滲出性眼底病変を呈することは稀であるが,我々は強度の滲出性眼底病変を呈する4例を経過した.2例はCoats病を思わせる病像を呈し,3症例には両側肺門部リンパ節腫張(BHL)を認めなかったが,経気管支肺生検(TBLB)でサルコイドーシスと診断した.サルコイドーシス診断と治療上で注意すべき臨床像と考えられるので報告する.
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