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連載 眼科図譜・357
眼内に色素散布を来した視神経乳頭黒色細胞腫の1例
A case of optic disc melanocytoma with intraocular dissemination of pigment granules
山口 克宏
1
,
塩野 貴
1
,
玉井 信
1
1東北大学医学部眼科学教室
pp.1206-1207
発行日 1987年11月15日
Published Date 1987/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210202
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- Abstract 文献概要
視神経乳頭黒色細胞腫(メラノサイトーマ)は,多量のメラニン色素を有する細胞の集簇により形成される良性腫瘍である。本腫瘍は,それに隣接する網脈絡膜および視神経に非常に緩慢な浸潤を示すこともあるが,通常は発育・増大を示さない。今回我々は,初診時に硝子体中に色素散布を認めた黒色細胞腫の1例を,15年後に再度診察し,前眼部への色素散布と腫瘍の形態の特異な変化を認めた。
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