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證治準繩(1)
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斎藤 仁男
1
1研医会
pp.1558-1559
発行日 1980年11月15日
Published Date 1980/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208221
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一般に医学全書と呼ばれるものはそれぞれの時代における諸家の説や治方を集録し,時には編者自身の治験等も加えて,その医学知識を総合的に纒めている点で高く評価されている。「證治準繩」は中国,明代に王肯堂によって編纂された私撰の医学全書として取り扱おれているものの一つである。
「證治準繩」はまた,六科準繩とも称せられているように證治準繩,傷寒證治準繩,幼科證治準繩,女科證治準繩,瘍科證治準繩,雑病證治類方の六種の医書より成っている。その構成は重鐫王宇泰先生医書六種(虞衙蔵板)によればこの各医書の初めには王宇泰の自序が入り,門が以下のように分けられている。
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