新刊紹介
—G.O.H. Naumann (ed.)—Pathologie des Auges
清水 弘一
1
1群馬大学
pp.1543
発行日 1980年11月15日
Published Date 1980/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208218
- 有料閲覧
- 文献概要
眼病理学の教科書には戦前HenkeとLubarschの編集したHandbuch der speziellen pathologischen Ana-tomie und Histologieのシリーズの第11巻としてPatho-logische Anatomie und Histologie des Augesの三部作(1928,1931,1937)があって,この道の総本山ないし聖書のような地位を占めていたものだが,今回それの続篇とでもいうべき快著が現われた。
書名は単に「眼病理学」となっているが,1966年にはじまったSpezielle patholgoische Anatomieシリーズの第12巻となるもの。判型は少し小さくなっているので,ちょうどYanoffとFineのOcular Pathology (1975)を少し厚くしたような感じのスマートな本である。総計7名の共著であるがだれもがハンブルクとチュービンゲンの眼科の関係者で,編者Naumannもチュービンゲン大学眼科の主任である。
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.