Japanese
English
連載 眼科図譜・263
間歇性眼球突出を呈した典型的な眼窩静脈瘤の1例
A typical case of intermittent exophthalmos due to orbital hemangioma
稲葉 全郎
1
Zenro Inaba
1
1東京大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.1310-1311
発行日 1979年10月15日
Published Date 1979/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207971
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〔解説〕
眼窩静脈瘤は間歇性の眼球突出という臨床所見が特徴とされている。確定診断には静脈撮影または外科的に静脈瘤の存在を確かめる事が必要であり,このような報告は比較的少ない1〜6)。われわれはCTスキャナー,眼窩静脈撮影により眼窩静脈瘤と診断した症例を経験した。本症のCTスキャン所見の報告はまだなく,また定型的な静脈撮影の写真も報告が少ないのでこの例を報告する。
症例:42歳,男子。
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