Japanese
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連載 眼科図譜・260
恙虫病による急性視神経網膜炎の1例
A rare case of acute neuroretininis due to tsutsugamushi disease
北川 道隆
1
Michitaka Kitagawa
1
1群馬大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalthology, Gunma University School of Medicine
pp.924-925
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207915
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〔解説〕
恙虫病は発疹チフス群に属するリケッチア症の一つで,本邦では新潟,山形,秋田の3県がその発生地としてよく知られている。恙虫病による眼病変はScheie (1945年)により初めて報告され,結膜炎,虹彩炎等の前眼部病変と乳頭浮腫,網膜浮腫,軟性白斑等の眼底変化が起こるとされている。本邦においては,眼科領域からの報告は非常に少なく,しかも前眼部病変のみであり眼底変化の報告はないようである。今回著者は本症と思われる眼底所見を有する症例を経験したので報告する。
症例:51歳,農婦。
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