談話室
Tubingen大学眼科の医局生活
山地 良一
1
1大阪医科大学
pp.1282-1283
発行日 1961年12月15日
Published Date 1961/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207357
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朝は,霧の深く立ちこめた午前7時30分に,医局の生活が始まる。Horsaal (講堂)に医局の全員が集まり,抄読会をする。医局員が教授を中央にずらりと半円形に一列に座り,抄読者はその円の中心の位置に座って,文献を2つ位抄読する。主に教授が抄読者に抄読の途中であるいは後で,いろいろ尋ねたり,それに関連する事柄について話す。histologischなことは,HistologieのLabor (研究室)の主任であるOberarztのSeitz(Dozent)に尋ねたりする。
ここにはHarms教授の下に,3人のOberarztがいて,前記のSeitzの他,optisches Laborを担当するMakensen,GlaukomのLaborを受持つHagerがおり,3人とも若く,何れもDozentでなかなか張切っている。
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