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特集 故佐藤勉教授追悼号
コンタクトレンズ
クリニックを訪れたコンタクトレンズ希望者の臨床統計並びに遠隔成績
Clinical statistics and long term observation of out-patients wearing small sized contact lenses at a clinic
今野 信子
1
Nobuko Konno
1
1順天堂大学眼科
1Juntendo University School of Medicine Deoartment ophthalmology.
pp.1733-1738
発行日 1960年11月15日
Published Date 1960/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207082
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I.緒言
スフェリコンコンタクトレンズが我が国に紹介され,其の優秀性が多くの眼科医の注目するところとなつて以来最近のコンタクトレンズの普及は実に驚くべきものがある。これに従い今迄大学教室或は大病院を主として訪れていたコンタクトレンズ装用希望者が漸く街のクリニックにも訪れるようになつた。これらのコンタクトレンズ装用希望者は大学のそれとは多少異つた性質を有し,又装着方法も大学に於ける練習を基本にはしているが厳密になり得ない場合が多い。従来のコンタクトレンズに関する臨床統計は殆どが大学教室或は大病院を訪れた患者が中心であつた。著者はクリニックを訪れるコンタクトレンズ希望者は如何なる傾向を示すか興味ある事と考え,たまたまこれを調べる機会を得たので統計的に調査し,併せて其の遠隔成績をも追究し得たので報告する次第である。
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