GROUP DISCUSSION
網膜剥離
岸本 正雄
1
1京都大学
pp.973-979
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205343
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1.ライソゾームと網膜剥離(1)網膜および下液の酵素活性
網膜剥離患者の網膜下液にlysosome酵素であるacid phosphatase, β—glucuronidase, cathepsin活性が検出された。それらはiftL清より数倍高く,また剥離の持続期間に対応して活性は高くなつていく傾向のようだつた。だが,lysosome酵素でないLDHは下液と血液ではほぼ同じ活性だつた。
家兎の長短毛様動脈結紮により実験的網膜剥離が観察されたが,そのさいに網脈絡膜のacidむ phosphatase,β—glucuronidase, cathepsin活性の上昇が認められた。
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