第24回日本臨床眼科学会 Group Discussion
小児眼科
pp.1491-1494
発行日 1971年5月15日
Published Date 1971/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204597
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討論テーマ「先天性白内障」
I.診断
(話題提供)植村恭夫(国立小児病院)
1.問診
生下時より認められる両眼性のもので,完全白内障では,瞳孔領の白色,または,視反応がないことで来院するが,斜視や他の主訴で来院し発見されることも少なくない。先天白内障は約25%に遺伝性のものがあることから家族歴の詳細な調査が必要である。妊娠歴では,風疹やその他のウィルス疾患罹患の有無,薬剤使用,放射線による被爆など詳細に調査する。未熟児については,その1〜5%に未熟白内障が発生することが注目されている。
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