Japanese
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特集 小児眼科
小児の視力と屈折
Vision and Refraction in Children
湖崎 克
1
Masaru Kosaki
1
1大阪市立小児保健センター眼科
1Department of Ophthalmology, The Children's Medical Center of Osaka City
pp.1319-1326
発行日 1970年11月15日
Published Date 1970/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204394
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I.はじめに
小児眼科が,従来の成人眼科と異なる点は,心身ともに未熟な小児を対象としていること,そして視機能の発達過程を扱うところに小児眼科の特性がある。その最も単的な例として,小児の視力と屈折がある。
小児の視力は発達過程にあり,多くの眼疾患や機能異常がその阻害因子となり得る。したがつてそれを早く発見し,早期に適切な処置を行なうべきであることは,当然なことである。しかし,対象が乳幼児であるため技術的にも多くの困難を伴い,それがこの領域の普及をおくらせている原因とも考えられる。
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