Japanese
English
連載 眼科図譜・145
サルコイドージスの螢光像—特にその網膜静脈周囲災について
FLUORESCENCE FUNDUS ANGIOGRAPHY ON SARCOIDOSIS WITH SPECIAL REFERENCE TO PERIVASCULITIS
米地 利夫
1
,
山田 酉之
1
,
佐藤 紀子
1
,
千葉 美和子
1
Kazuo Yonechi
1
,
Nariyuki Yamada
1
,
Noriko Sato
1
,
Miwako Chiba
1
1東北大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, School of Medicine, Tohoku University
pp.1369-1370
発行日 1969年12月15日
Published Date 1969/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204183
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
〔解説〕
サルコイドージスの眼底所見として,網膜静脈周囲炎,蝋様滲出斑,網脈絡膜炎,乳頭浮腫および視神経萎縮,中心静脈血栓症および増殖性網膜炎,乳頭,網膜上の肉芽腫,硝子体混濁および前網膜滲出小片その他種々のものが記載されている。それらの中で網膜静脈周囲炎が最も多数を占め,眼サルコイドージスの20ないし40%に見られる。
図譜は,24歳男子(本文症例4)で,葡萄膜炎,BHL (Wurm-Heilmeyer IIa)ツ反陰性,顔面神経麻痺,微熱などよりHeerfordt症候群の不全型と診断されたその旺盛期の眼底写真および螢光眼底像である。Fluorescein静注後54秒から3分24秒までの静脈相後期の8枚の写真を合成した。
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.