斜視の検査におけるプリズムテストについて（Jampolsky）

Prism Test for Strabismic Diagnosis (Jampolsky)

I．緒言

　Jampolsky （1963）は，斜視のスクリーニングに関し，4プリズム・ヂオプトリーのプリズムを使用する検査法を考案し，これによつて，小児科医が，幼小児の斜視のスクリーニングを行なつて，早期発見につとめることをすすめ，また，眼科医に対しては，この検査法は，cover testでは，見逃され易い微少角斜視の発見に，非常に重要なものであると報告した。今回，著者は，このプリズム試験の追試を試みてみたのでその結果について報告する。

The prism test (Jampolsky) was very use-full to detect a small angle deviation and to determine as to whether bifoveal fusion was or was not present.