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例年と同じくグランドテーブル形式にて今回も行なわれた。初に日本弱視斜視研究会長植村操博士の挨拶についで,Pleopticsは有効か無効かという題目で原田政美教授の司会のもとに幕が上つた。湖崎,植村氏よりこのテーマについて総論的な発言が述べられた。すなわち現今において行ぎ過ぎの弱視治療について警告し,ここで十分反省すべき時期にきているから本会議にて,この意味において十分に討論すべきではないかとの発言があつた。そして司会者より討論の焦点をロカリザトール,コレクトール等を用いる視知覚訓練を要するPleopticsを除外し,Visuscope.,Coordinator,pleoptophore,Synoptiscope.等の器械を使つて治療するもののみに限定して,Pleopticsの効果判定について討論するという発言があり,これをもとに討論されたが,やはり前回と同じく脱線したのはやや寂しい感じがした。足立氏より視力の改善および両眼視機能の成立する例は少ない,そうかといつて全部が無効であると決めつけるのも疑義があるという発言があつた。植村氏より国外の文献もそうであるが実際我々が弱視治療を行なつている経験からしても5歳過ぎると余り有効例は少ない。
The Symposium was held on Nov. 13th, 1965, concurrently with the Annual Congress for clinical ophthalmology in Sendai with over 100 participants. Discussions were held, in a roundtable fashion, over the central theme of whether pleotics can cure amblyopic conditi-ons, a serious problem that has long been naiively taken for granted.
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