Japanese
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臨床実験
Flicker hsion Field (F.F.F.)の臨床的応用(第3報)—視束,黄斑部疾患に於ける成績
Flicker fusion fields and its clinical apprication (3)
柴田 正二
1
1阪大眼科
pp.588-593
発行日 1954年5月15日
Published Date 1954/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201871
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軸性視神経炎の経週中に於ける視野の変化(主として中心暗点に関して)については,吉村氏その他の詳細な実験研究があるが,最近米村氏はflicker現象を応用し,視野中心部に於て口経の相違せる種々の視標でそのc.f.値を計測し,その成績から通常の視野計測の方法では発見出来ない暗点が認められ,又その暗点の濃度の計測可能な事,角膜疾患や屈折異常に見られる見掛け上の暗点を除外出来ると述べた報告をしている。
しかし乍ら,之等疾患の網膜中心部,周辺部に於ける機能障碍の性格についての観察は未だ見当らない様に思う。
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