特集 眼科検査法を検証する
Ⅴ.網膜・硝子体疾患
CFF
松本 長太
1
1近畿大学医学部眼科学教室
pp.225-229
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906118
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われわれは,光がOn,Offを繰り返す不連続光をみると“ちらつき”として感ずる。このちらつきの頻度を徐々に多くすると,ついには融合して,もはやちらつきは感じられなくなる。この時の頻度をフリッカー融合頻度(critical fusion frequen-cy),略してCFFまたはフリッカー値と呼ぶ。このCFFを測定することにより,視覚の時間的分解能を簡便に評価することができる。臨床的には,固視点のCFFを測定する中心CFF値の測定と,視野の各部位においてCFF値を測定するフリッカー視野とがある。
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