特集 第7回臨床眼科学會
普通講演
(43)興味ある網膜膠腫の3例
江口 甲一郞
1
,
光星 壽美子
1
1東京大學眼科
pp.275-279
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201779
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古くから網膜膠腫は,種々の點に於て論議されているが,最近私共は臨牀的且つ組織學的に興味ある所見を呈した網膜膠腫3例を經驗したので此處に報告したいと思う。
出生時患眼の異常に氣付き,生後30日目に眼球を摘出して,Retinoblastomaであることを認めたのが第1例,初發症状として前房出血を呈した第2例,及び組織學的にAstrocytoma (trueGtioma)であつた晩發性網膜膠腫がその第3例である。
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