特集 眼科臨床の進歩Ⅱ
合成樹脂性水晶體挿入手術
梶浦 睦雄
1
1福島縣立醫科大學眼科
pp.724-729
発行日 1953年11月10日
Published Date 1953/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201626
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白内障の手術療法はDavielが1745年4月Ho-pital du Saint-Espritに於て行つて以來約200年間に異常な進歩と改良が行なわれた。然し之は手術の前處置,手術方法,或は術後治療の方面であつて,手術が完了した後の色々の障害の除去と云う點では,昔も今もたいした變化は無い樣に思はれる。即ち無水晶體眼,殊に片眼の患者の苦痛を輕減する何等かの試みは殆んど無いと云つて良い。
無水晶燈眼の缺點若くは苦痛として次のものが擧げられる。
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