談話室
アメリカの眼科
山賀 勇
pp.504-506
発行日 1952年6月15日
Published Date 1952/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201199
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合衆國では19世紀前半にはまだ專ら眼科を行う專門家はなく,眼科を主として一般科をも行ういわばparttime ophthalmologistと稱すべき人々があつた。それらの中でフィラデルフィアにW.Gibson(1788-1868),I.Heys(1796-1879),W.Horner(1793-1853),S.Iitittel(1803-1880);ボルチモアにN.Smith(1797-1876),G, Frick(1793-1870),J.Dix (1813-1884);ニューヨークにE.Delafield(1795-1875).A.Post(1806-1886)等があつた。
殊にEdward DelafieldはJohn K.Rodgersと共に1816年London Eye lnfirmary (今のRoyal LondonOphthalmic Hospital)のattending lecturer (助教師)であつたが,ニューヨークに合衆國最初の同樣の眼科病院を建てることを企て,1820年8月14日New YorkEye Infirmaryを開いた。1856年には第2通13番街の現在の場所に改築し,1864年から耳鼻科を加えた現在のNewYork Eye and Ear Infirmaryとなつた。
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