臨床實驗
脳下垂體前葉ホルモン(頸動脈内注射)とアセチリヒヨリン(皮下注射)に依る網膜血管經の變動に就て
三根 亨
1
1京都大學
pp.379-381
発行日 1952年5月15日
Published Date 1952/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201154
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各種の藥劑を投與することに依り網膜血管特に動脈が一時擴張することは從來認められて居つたことである。この際網膜血管の廣狹を判定するには眼底計測に依らねばならない。
今日迄に網膜血管經を計測する方法としてはThovner氏検眼鏡の接眼鏡に目盛を入れて計測するLo Cascioの方法,最近では0.1mmの目盛を刻んだ内藤式萬能手持検眼鏡ナイツAⅡ型による方法等があるが何れも正確な値を求めることは困難である。近年Heliometerの原理を應用した LobeckのMessocularを用いる方法がありこれが最も優秀な樣である又米山は簡單な計器を考按しLobcck氏法に匹敵する計測法をあげている。
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