臨床實驗
色感に關する研究—第5篇先天性色弱者の色度混同に就て
關 亮
1
1東京醫大眼科
pp.396-398
発行日 1951年6月15日
Published Date 1951/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200879
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緒論
私は本研究の第2篇(本誌5卷2號)に於て,Pittの測定結果(JuddにょりICI表色系に變換された)よりなる先天性色盲者の混同色理論を使用して,石原氏色盲表を理論的に檢討した。その際に記した如く,先天性色弱者に對して未だ確定した混同色理論がないので,今回此の方面の理論的考究を行つた。即ち正常色神の3色係數(x,y,z)より色弱者の3色係數えの變換式を作り,次に之によつて色度圖を畫き,更に此の色度圖により色弱者の混色が行える事を證明し,進んで色弱者の色度混同に論及しようと考える。
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