私の經驗
昭和24年度富山縣盲人開眼檢診の成績
倉知 與志
1
,
山岸 久夫
1
,
平林 重宣
1
,
櫻井 尚吉
1
1金大眼科
pp.346-348
発行日 1951年5月15日
Published Date 1951/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200859
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私等は富山縣民生部社會福社課より依頼され昭和24年11月15日から18日迄の4日間,富山縣下の盲人開眼檢診に從事し,その中の16名に開眼手術を施行することが出來たので,その結果を記録にのこしておき度いと思う。
被檢者は,最初は豫め主催者側で保護醫療の對照となる樣な人々の中から選擇されたもので,長年失明状態のまゝ放置されていた者,或は盲學校の生徒やマツサージを業とする盲人等が大部分であった。ところが檢診が開始されると,新聞の報導のため次第に一般の希望者が増加して來て,半ば以後からは被檢者の半數,或はそれ以上が普通の眼疾患者で占められる樣になつた。
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