實際眼科の盲點
ペニシリンの點眼
中泉 行正
pp.217
発行日 1951年4月15日
Published Date 1951/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200815
- 有料閲覧
- 文献概要
ペニシリンの點眼を各種の眼疾患に使用する事は眼科醫の常識となつている。但しこのペニシリンの使用法即輕便で經濟的便利な法というのが開業眼科醫の求むる所である。
以前は10萬體位のミックス或はクリスタル或はGを蒸溜水で溶かして使用した。診療室でも點眼し又家庭にも持ち歸らしめて30分毎位に點眼させた。この法の缺點は水溶液がすぐ效力がなくなる事と繁回の點眼で患者も用事が出來ず入院なら兎も角中々面倒であるという缺點がある。
Copyright © 1951, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.