臨床實驗
結核性眼疾患に對する「パラアミノサルチル酸ナトリウム」の治療成績
田地野 正輝
1
,
永野 勝彦
1
1中日本重工神戸病院眼科
pp.161-163
発行日 1951年3月15日
Published Date 1951/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200799
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抗結核劑としてパラアミノサルチル酸(以下PASと略記す)が注目されてから,之が經口的投與のみでなく,局部的にも漸次應用されつゝある樣である。PASは現今尚相當高價な製劑であるから,眼科的にも之を點眼して有效であるなら充分利用價値が増大する理である。最近畠山,高橋氏等はPASの點眼が奏效した眼疾患に就て報告されている。
私達もPASの内服及び點眼を結核性眼疾患に使用して見たので,之が成績を報告し諸賢の御批判を仰ぎたいと思う。
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