普通講演
(30)硫酸銅法による眼液比重の測定について(豫報)
池田 一三
1
,
古味 敏彦
1
,
絹笠 秀雄
1
1大阪市立醫大眼科教室
pp.123-125
発行日 1951年2月15日
Published Date 1951/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200787
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
眼房水,硝子體,硝子體液等の眼液の比重を測定する場合,Pycrometryによることは,材料を比較的多量に要する點及び操作に手數がかゝる點において,極めて不都合である。私共はこの目的に,戦後わが國でも血液,血清の比重測定に廣く用いられている硫酸銅法(1(Copper sulfate met-hod,以下C.S.M.と略記)を應用した。本法は操作が極めて簡單で,かつ所要材料が極めてわずかですむ利點があるからである。以下測定成績につき簡單に述べ豫報としたい。
Copyright © 1951, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.