臨床實驗
Diethylaminoethyl-diphenylglycolate Hydrochloride (Parpon)の散瞳作用に就いて
塚原 勇
1
,
山田 秀之
1
1京都大学附属医專
pp.38-42
発行日 1951年1月15日
Published Date 1951/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200763
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第1章 緒言
アトロピンと類似の作用を有する散瞳藥を合成しようとする半世紀余の努力の結果,人々は今日数々の合成藥を得る樣になつた.その中で主としてAnticholinergicactionによると思われる散瞳と,調節麻痺を來す一運の合成品に関する研究が,近年の米國雜誌に見られる.私共は此の種の合成品の1つであるDiethylamino-ethyl-diphenylglycolate Hydrochloride (商品名Par-pon)を三田製藥株式会社から得て動物並びに臨床実驗を行つたので,其の成績を報告して御批判を仰ぎ度いと思う.
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