臨牀實驗
回歸熱に於ける硝子體溷濁の1例
神田 莞爾
1
1大分國立病院眼科
pp.109-110
発行日 1949年3月15日
Published Date 1949/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200335
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回歸熱患者に於て屡々葡萄膜炎及び虹彩毛樣體炎が見らるることは既に成書に記載されて居る。回歸熱は本邦に於ては1911年(明治44年)及1913年(大正2年)流行したことがあり,殊に前者は東京に於て大流行を來してゐる。從て本病に併發したる眼疾患の記載も既に多々あるならんと思はるるも,今文献の徴すべきものが乏しいので余が最近に於て得たる1例を記載することにする。
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