やさしい目で きびしい目で・167
“かんげき”の“カンゲキ”
坂口 紀子
1
1岡山市立市民病院
pp.1871
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105030
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毎日押し寄せてくる仕事,家事諸々。自分だけのために使う時間はどうしても後回しになってしまう。そんななかでも,肩の力を抜いて心を休ませ,リセットすることは大切である。それぞれの方がそういう何かをもっておられると思う。私にとって,その1つが観劇で,かれこれ27年間,約2か月に1作のペースでお芝居を観てきた。他の地域にも同じようなシステムがあるが,ここ岡山では3人以上が集まって1つのグループを作り,このグループ(=サークル)が集まった4,200人余の演劇鑑賞団体がある。私はそれに所属している。会では,会員自らが演目の選択,会場の運営,会員同士や劇団員との交流行事などを行っている。
最初に入会したのは大学時代で,子供たちが小さい頃は一時休会した。初めはサークルの代表者に会費を渡して,観に行くだけの会員であった。ところが数年前に独立(これを株分けと呼ぶ)させられ,今では20名のサークル員をかかえて会費の徴収やチケットの配布などをお世話する立場になった。そのうえ,年間6つの作品のうち1作品には会の運営担当(事前講演会の準備と運営,会報誌の編集,会場入り口での切符もぎり,場内整理,アナウンスなど…)としてかかわらなければならない。
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