特集 図で早わかり 実戦!眼科薬理
Ⅱ.眼科臨床薬理各論
4.神経系疾患
眼筋型重症筋無力症
三村 治
1
,
木村 直樹
1
1兵庫医科大学眼科学講座
pp.204-209
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105002
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POINT
◎眼筋型では今なお抗コリンエステラーゼ(ChE)薬内服が第一選択である。
◎抗ChE薬が無効あるいは副作用で内服困難であれば,低用量ステロイドの隔日朝1回内服投与を行う。
◎ステロイドによる副作用や再発・再燃反復例では速やかにカルシニューリン阻害薬(CNI)であるタクロリムスを導入し,ステロイドの減量・離脱を図る。
◎融像困難や大角度の斜視,さらに整容上問題になる眼瞼下垂がみられれば,斜視手術や眼瞼手術を積極的に行うべきである。
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