Japanese
English
連載 今月の話題
粒子誘発性眼内炎:無菌性眼内炎の新しい病因
Particle-induced endophthalmitis:A new pathogenesis of sterile endophthalmitis after intravitreous triamcinolone
坂本 泰二
1
Taiji Sakamoto
1
1鹿児島大学眼科
pp.1249-1253
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104848
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
トリアムシノロン硝子体注射後の無菌性眼内炎の病因として,保存剤,エンドトキシン混入が指摘されてきたが,最近,粒子誘発性眼内炎という新しい病因が提唱された。本症は注射翌日に発症するが,後遺症を残さず自然寛快する。網膜疾患治療への有効性を考えると,ステロイド治療は今後も用いられるべき治療法であろう。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.