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あとがき
下村 嘉一
pp.1240
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104846
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今年のゴールデンウィーク(GW)は平日の3日間を中央に入れて前後に分かれていましたが,みなさんはどのように過ごされましたか。なぜこのようなことを質問したかというと,本稿を書いているのがGWの最中だからです。5月5日から開催された米国シアトルでのARVOに参加された方もおられると思いますが,私は留守番をしていました。
さて,「臨床眼科」2013年7月号をお送りします。本号は第66回日本臨床眼科学会講演集の5回目の掲載となります。原著論文と投稿論文の掲載本数は各々21本と5本(「眼科図譜」含む)で,ボリュームのある1冊です。「今月の話題」では白木先生,大島先生に「27G硝子体手術」を執筆して頂きました。近年,経結膜的に行う23Gや25G小切開硝子体手術が急速に普及して,多くの網膜硝子体疾患に適応できるようになりました。手前みそですが,分野は異なりますが,私も角膜トリプル手術時に経結膜的に25Gを使ってcore vitrectomyを施行し,安全確実にIOLを囊内に固定する手術方法を確立しました。23Gや25Gではすべての症例で創口の自己閉鎖を得ることができませんが,27Gシステムではそれらの不確実な自己閉鎖性を高め,価値は非常に高いと考えます。
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