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連載 つけよう! 神経眼科力・38
神経眼科疾患のプリズム治療
Prism correction for neuro-ophthalmological diseases
浅川 賢
1
,
石川 均
1
Ken Asakawa
1
,
Hitoshi Ishikawa
1
1北里大学医療衛生学部視覚機能療法学
pp.648-652
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104706
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はじめに
麻痺性斜視や機械的眼球運動制限に伴う斜視では,数回にわたり手術を行っても複視の完全な消失は困難である。また,患者自身が手術を希望しない場合や偏位角(斜視角)が小さく手術適応とならないこともある。筆者らの施設ではこのような場合にプリズムを用いた光学的治療を試みている。麻痺性斜視に対する光学的治療に関しては,鈴木利根先生らが詳細な解説を神経眼科誌に掲載1)されており,参考にされたい。ここではプリズムでも,特にFresnel膜プリズム(以下,膜プリズム)の光学特性と,その処方のポイントについてまとめてみたい。
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