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特集 新しい緑内障手術
iStent®
iStent®
尾関 直毅
1
Naoki Ozeki
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室
pp.36-38
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104563
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はじめに
現在,スタンダードな緑内障手術はマイトマイシンC併用線維柱帯切除術(trabeculectomy)である。この手術は,高い眼圧下降が得られる一方で,濾過胞感染,脈絡膜剝離,白内障の進行,房水漏出などの合併症を伴う。一方,経Schlemm管流出路に作用する流出路再建手術として線維柱帯切開術(trabeculotomy)がある。線維柱帯切開術は,線維柱帯切除術ほどの高い眼圧下降は得られないものの合併症が少なく,技術の進歩に伴い新たな術式やデバイスが開発されている。この一つとして2007年に米国で発売されたiStent®が挙げられる。
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