特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
6 神経,外眼部,腫瘍などの疾患
■神経
脱髄性視神経炎に対する画像診断の意義
中馬 秀樹
1
1宮崎大学医学部感覚運動医学講座眼科学分野
pp.398-401
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103980
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ここが変わった!
以前の常識
●脱髄性視神経炎に対する画像診断はMRIしかなく,その意義は将来多発性硬化症移行への予測因子のみであった。
現在の常識
●光干渉断層計(OCT)の出現により視神経炎による網膜神経節細胞からの神経線維の変化を評価できるようになった。
●MRIの撮像法の進歩により,脱髄と軸索損失の区別ができるようになった。
●より詳細な視神経炎の病態や視力,神経学的予後を探求するために研究が進められている。
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