特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
5 ぶどう膜炎・強膜炎・感染症
■ぶどう膜炎・強膜炎
ステロイド薬の投与と副作用への対処
丸山 耕一
1
1川添丸山眼科
pp.364-368
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103971
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ここが変わった!
以前の常識
●ステロイド薬の全身投与に際しては,副作用対策として消化器系薬剤の併用を主としていた。
現在の常識
●ステロイド薬の3か月以上にわたる長期投与ではステロイド骨粗鬆症の予防的治療を行う。
●近年,耐糖能異常を有する患者は確実に増加しており,ステロイド薬の長期投与開始前に糖負荷試験など糖尿病精査の実施が推奨される。
●高血圧,脂質代謝異常の合併は心血管系疾患のリスクとなる。ステロイド薬の投与期間中は定期的な全身検査を行う。
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