特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
4 網膜・硝子体疾患
■診断・治療
網膜血管腫状増殖
髙橋 寛二
1
1関西医科大学眼科学教室
pp.274-281
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103952
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ここが変わった!
以前の常識
●網膜血管腫状増殖(RAP)は網膜新生血管が主病態であり,難治性が極めて高い。
現在の常識
●網膜血管腫状増殖(RAP)の概念に脈絡膜新生血管(CNV)から生ずる病態が加わった。Type 3 neovascularizationとも呼ばれるようになった。
●抗血管内皮増殖因子薬(抗VEGF薬)の登場によって,視力改善を狙うことができ,比較的長期間視力保持が可能な治療を行うことができるようになった。
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