連載 病院めぐり
北信総合病院
鈴木 章彦
pp.188
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409905062
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北信総合病院は,長野県の北部,長野市の北隣に位置する中野市にあります.この北信地域は2市,1町,4村からなっており,全市町村が豪雪地帯の指定を受け,志賀高原や野沢温泉などのスキー場を有しています.当院は農村における医療と農民の健康を守るために,昭和20年5月1日に開設されました.その後,患者の増加,地域住民の要望と協力により施設の拡充をはかり,現在ほとんどすべての診療科を擁し,総病床は710床で,長野県有数の総合病院として発展してきました.
こうした農村地域における基幹病院として,保健・医療・福祉に総合的に対応できる体制づくりの下,健康管理部を中心として予防医療活動を広く展開しています.さらに平成8年には老人保健施設(100床)が完成し,訪問看護ステーションなどを包括して総合的な高齢者対策を推進しています.また,救急医療にも重点をおき,1〜3次まですべての症例を受け入れる24時間体制を整えています.さらには,職員の「愛と活気による癒し」を当院の「心のテーマ」として,互いに理解し合う温かな病院を目指しています.
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