今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から
診断の要点
3.部位別の特徴 7)Persistent ectopic pregnancy
藤下 晃
1
,
浜崎 哲史
1
,
石丸 忠之
1
1長崎大学医学部附属病院産婦人科
pp.1014-1018
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904425
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はじめに
子宮外妊娠に対して,妊孕性温存を目的とした保存手術が試みられるようになり,術後合併症としての外妊存続症persistent ectopic pregnancy(以下,persistent EPと略す)や反復外妊例などが問題となってきている1).
子宮外妊娠に対する部位別診断の特徴に関しては,他の著者の内容を参照していただくこととし,本稿では自験例を中心とし,persistent EPの定義,術式ならびに部位別特徴,リスク因子,診断基準および治療方法などに関して概説する.
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