今月の臨床 ホルモン療法のピットフォール—あなたの方法は間違っていませんか
その他
3.プロラクチン高値ですぐブロモクリプチン投与は
綾部 琢哉
1
,
森 宏之
1
1帝京大学医学部産婦人科
pp.176-178
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903936
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
高プロラクチン(PRL)血症は,不妊症や月経不順などの症例で頻繁に遭遇する疾患である.PRLを低下させる薬物療法としてブロモクリプチンやテルグリドなどのドパミン作動薬が汎用されている.しかしながら高PRL血症の原因にはさまざまなものがあり,やみくもにドパミン作動薬を選択することは,効果に乏しいばかりでなく危険を伴うこともあり得る.したがって必ず治療開始前に病因の究明を試みることが必要である.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.