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連載 産婦人科キーワード・46
補体第二経路
Alternative complement pathway
鎌田 正晴
1
,
前川 正彦
1
,
青野 敏博
1
1徳島大学
pp.67
発行日 2000年1月10日
Published Date 2000/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903899
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- Abstract 文献概要
語源と歴史
1895年Bordetは免疫血清による溶菌には二つの因子が必要であることを明らかにした.すなわち,特異的で熱耐性な因子(抗体)と非特異的で熱に弱い因子(補体,complement)である.すべて(com)満たした(plere)ものがcompleteであり,そのために補充するものがcomplementである.補体は通常不活性であるが,抗原抗体反応により活性化される.その他細菌の多糖類や蛋白分解酵素により活性化される経路もあり,前者を古典経路(classical pathway),後者を第二経路(alternative pathway)とよぶ.“classicus”は,古代ローマの最上級の階層で,“classic”は“一番優れたもの”を意味する(ルネッサンス時代はギリシア・ローマの芸術や文学がより優れていると考えられた).“alter”は英語の“other”に相当し,“他の,第2の”を意味する.
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